旧約聖書:出エジプト記

Holy Bible New Living TranslationKindle版を買って、旧約聖書を読み中。

創世記(Genesis)を読んだ後、出エジプト記(Exodus)まで読んだ。出エジプト記は前半は面白かったが、後半は戒律の内容ばかりで何も面白くなかった。早くも読破する自信がなくなってきた。次のレビ記(Leviticus)も似たような感じだったらやめるかもしれない。

出エジプト記の主な出来事。

  • 前半:エジプト脱出
    • 創世記の最後に、エジプトを救ったヨゼフ。しかしその死後、ヨゼフの活躍を忘れたエジプト人達は、イスラエルの民を蔑むようになった。
    • ファラオの命で川に捨てられたイスラエルの赤ん坊、ファラオの娘に拾われ、モーゼと名づけられる。
    • モーゼ、同胞を救おうとしてエジプト人を殺し、ミリアムの地に逃亡。そこで妻と子を得る。
    • イスラエルの神、自分の民があまりにも虐げられすぎているため、重い腰を上げ、民を救うことに。
    • 神、モーゼを代理人にしようとするが、モーゼはものすごく嫌がる。
    • 神、モーゼを説得。兄のアーロンも同行させる、とか。杖を蛇にする奇跡を教えてやるから、とか。モーゼ引き受ける。
      • #杖を蛇にするのは、なんとなく手品レベルな気がする。
    • 神、モーゼに自分の名がヤハウェである、と教える。アブラハム達にも教えなかったんだぜ、とかなんだか恩着せがましい。
    • モーゼ、エジプトにいるイスラエルの民の元に戻る。民、モーゼを神の使いだと信じる。モーゼこの時点で80歳。
    • モーゼ、ファラオの前で、杖を蛇に変える。しかし、ファラオ配下の魔術師も同じことができたので、説得力なし。
      • #このシーンは切なかった。
    • その後、神の奇跡によるいやがらせは徐々にエスカレート。川の水を血にする。昆虫の嵐。このへんからファラオの魔術師はまね出来なくなる。しかしファラオは折れない。
    • さらにエスカレート。ハエの嵐。家畜の虐殺。雹嵐。イナゴの蔓延。昼でも暗闇。ファラオ、もう完全に意地になり、折れない。
    • 神、エジプト人のすべての家の長子を絶命させる。ファラオ、ついに折れる。モーゼたちに出て行ってくれと懇願。
      • #いくらなんでもやりすぎと思った。
    • モーゼ一行、男60万人+妻子、エジプトを出発。この際、ヨゼフの遺言どおり、ヨゼフの骨を持っていく。
    • ファラオ、気が変わって戦車隊で追ってくる。海で追いつかれる。
    • 有名なシーン。モーゼが杖を振り上げると、大風が吹いてきて、海の水が左右に割れた。イスラエルの民は、水の無くなった海底を歩き、無事に紅海を抜ける。追手のエジプト兵、水が戻ってきて全滅。
    • 神、その後もイスラエルの民の旅をサポート。飲めない水を飲料水にかえる、石を水に変える、不思議な食料(マナ)を与える、他部族との戦闘を有利に、など。
  • 後半:十戒その他
    • モーゼ、いわゆる十戒をはじめ、神から戒律の説明をうける。
    • 奴隷を買った場合は何年以内に開放しなくてはならないとか、奴隷が希望するなら働き続けてもいいとか。礼拝堂を作る場合にはどんな材料を使え、とか。目には目を、歯には歯を、とか。神にささげ物をする場合にはどうする、とか。
    • (法律書のように、細かい説明ばかり続くので、後半はざっくり読み飛ばす)
    • サバスについての説明もあった。神が世界を作る際に7日目に休んだんだから、君達も7日に1日は仕事を休みなさい。
    • モーゼが長期間の説明をうけている間、別の神を崇めはじめる輩が出たので神が激怒。民を皆殺しにするとか言い出すが、モーゼがなだめて事なきを得た。
    • ただし、説得を受けても別の神を信仰した裏切り者は、モーゼ達により殺される。その数3000。
    • ヤハウェは、自分だけが神とは言っていないようだが、別の神を信仰することは強く強く禁じているようだ。
    • イスラエルの民、事細かな神の指示通りにタバーナクル(テント式の礼拝所?)を作る。その後、旅を通して神の威光はイスラエルの民と共にあった。