新型Kindleアプリが超便利

Kindleアプリの更新版、1日使ってみたら、最初に思ったよりずっと便利だと気づいた。先月時点ではiBooksのほうが使いやすいと思ったが、今では逆転したと思う。

辞書がかなり便利

単語をタップしたら辞書が引ける、というのはiBooksと同じ。ただ、iBooksの場合は、辞書内の説明文の中に知らない単語が出てきた場合、その意味を調べることはできない(多分)。Kindleの辞書の場合は、辞書の中の単語をタップすればその単語の意味を調べることができるので、知らない単語が出てきてもなんとかなる。この差はかなり大きい。
また、Kindleの辞書は、それ自体がKindleの書籍であるらしく、独立した本として読むこともできる。いつのまにか自分のライブラリにNew Oxford American Dictionaryというのが追加されていた。Kindleの書籍なので、メモ書きしたり、ハイライト線をひいたりもできる。英語学習のために洋書を読んでいるような人達(自分含む)には最高だと思う。覚えたい単語をハイライトしておけば単語帳にもなるので。
辞書そのものの内容としては、読めなくはない程度には簡単。Longmanに比べれば説明文が難しい気もするけど、Longmanは説明文の簡単さが売りの有償アプリなのだから仕方ない。

マルチタスクも便利

辞書が内蔵なので不要かと思えたマルチタスクだが、他アプリと瞬時に切り替わるのはなにかと便利。特に、最近はメモを取りながら読書しているので、メモ帳とすばやく行き来できるのが快適。

検索も少し便利

文中の検索機能があり、学習用途に便利。単語を引いたはいいけどどんな文脈で出たか忘れてしまった、という時に、単語で検索できるので。実は、今回から追加されたのか、前からあったけど自分が気づかなかっただけなのかわからないけど。とにかく便利。

その他改善

画面下部にスライドが表示され、本のどの辺を読んでいるかわかるようになった。指でスライドしてページを選択することもできるようになった。iBooksに追随したものと思われる。個人的には欲しかった機能なのでうれしい。
また、メモが消しやすくなった。以前はメモを消すためには、メモの内容を文字列編集で消す必要があって、設計したやつの顔を拝みたい感じだった。更新版では、メモをタップすれば「削除しますか?」と聞いてくる。iBooksよりは大変だが、前版よりは格段に楽。

一応不満点も書いておく

その1。単語の意味を表示させた際に、GoogleWikipediaのリンクも出てくる。これは、iPhoneのようにいつでも通信できる人には便利かもしれないが、iPod touchユーザにはあまり関係ない。そんなものより、単語をクリップボードに貼らせてくれたほうが汎用性があって良かったのに。内蔵辞書以外の辞書アプリを使う場合にも便利だし、メモ帳に単語貼ったりとか、いろいろ使えたはず。
その2。メモの削除は以前よりは進歩したが、ブックマーク、メモ、ハイライトの整理が面倒であるのは一緒。なぜ一覧表示から消せないんだ。個人的には、iBooksに負けてるのは、残りはこの一箇所だけだ。ぜひ改善して欲しい。
その3。他アプリからKindleにスイッチするたびにSyncを試みるのはやめてくれ。特に、WiFi切ってる状態ではSyncできないに決まってるんだから、わざわざ「Sync失敗した」って教えてくれなくていい。

不満点といっても、比較的細かい点しかないな。やっぱりライバルが出現したおかげだと思う。iBooksに感謝。