損保ジャパンは死んでくれ。

15年くらい前に交通事故の被害者になったことがあって、その時相手の加入していた保険会社が安田火災だった。損保ジャパンの前身。asahi.comのこの記事を読んでて、久しぶりに思い出した。最近忘れられていたのに。
損保ジャパン、新たに支払い漏れ 1700件5.6億円

損保各社は07年6月までに自動車保険などで計約47万件、約384億円の不払いがわかった。損保ジャパンは計約5万件、38億円の不払いが見つかり、金融庁から行政処分を受けた。

不払いとは違うが、自分の事故の時もひどかった。今までの人生の思い出のワースト5くらいにはランクインする。
事故の内容はいたってシンプル、バイクで信号待ちしてた自分に後ろから車が追突。バイクから投げ出されて負傷、購入して間もない新車のバイクがボロボロ。50万のバイクを30万くらいかけて直したんだったかな? とはいっても、相手の人自体には悪気は無いし、別に悪い人でもなさそうだし、本来なら損害額を支払ってもらって示談成立のはずだったのだが・・・
示談交渉に来た相手、安田火災(今は損保ジャパン)の対応はひどかった。壊れたヘルメットは賠償できないと言ってみたり、ナンバープレートは叩いて直せば十分だと言ってみたり。実際に叩いて直してもらったら仕上がりボコボコだった。
腹が立ったことは多々あったが、最も印象的だったのは、評価損について話した時。新車を事故車にされたのだから、売却する時の損害を少しは考慮してくれと言ったのだが、安田火災の社員ときたら・・・
「売れないなら、一生乗ってればいいじゃないすか。」
「新車だからどうかしたんすか?買ったその日にぶつかった人も居るし。」
とのことだ。しかも、文字だと表現できないが、かなり馬鹿にした口調で。
その程度の挑発で冷静さを失った自分も若かったが、被害者を挑発する保険会社って一体なんなんだよ。その後も、連絡すると言って置きながら放置され、仕方なくこっちから連絡したら「担当の○○は長期休暇に入りました」とか言い放たれてさらに放置され、かなりの精神的ダメージを食らった。
事故の相手にそれほど恨みはないが、安田火災があまりにも憎たらしかったので、示談せずに裁判しようかと準備をはじめた。諸事情で結局は示談することにはなったが。逆の立場で考えれば、損保ジャパンの自動車保険に加入すると、事故を起こした時に相手を怒らせて裁判になるかもしれない、ということだ。
最終的には修理代は出たし、不払いを食らった人から見ればラッキーな方だったんだろうけど、15年たった今でもこの悪印象は消えない。たまに思い出してはムカムカする。ムカムカするだけ気力と時間のムダなので、このエントリを書いたことを最後に、気持ちに区切りをつけたいところだ。
損保ジャパンが潰れるか、自動車保険をやめてくれるまで、同じ思いをする人は量産されるんだろうな。自分が入る保険は選べるが、加害者が入る保険は選べないから仕方ないな。