「八日目の蝉」の解説

文庫版を借りて読了。余韻に浸ろうと解説を読もうとしたのだが、一文目の「この小説を読むに際して、まずは育児が快楽であることを再確認しておこう」でガクっときた。風呂に入れたり、離乳食あげたり、オムツ替えたりするのが快楽だと。登場人物の「あの人」ならともかく、普通の人の感覚ではないと思うのだが。後の方で「男でもそれくらいは知っている」と書いてるけど、世の育児疲れママは共感しないのではないか?