The Street Lawyer

感想書いてから捨てる本、その3。
ある本屋でやっていた洋書500円セールで購入。
その本屋は今は無くなってしまった。洋書を扱っていたせいで調子が悪かったのだとすれば悲しい。

主人公は大手法律事務所につとめるエリート弁護士。事務所のビルに侵入したホームレスの死をきっかけに、ホームレス達を助ける弁護士に転身する。

人間味あふれる展開にかなり癒されるし、英語も平易で読みやすく、一読の価値はあったと思う。

(以降ネタバレ)

結果的に、ホームレスの敵であった古巣の事務所を裏切ることになる。主人公は事務所から盗んだ資料で事務所の弱みをにぎるが、事務所も主人公が資料を盗んだことを知り訴追する。

・・・という展開なので、最後には両者ガチンコでぶつかるのかと思ったのだけれど、実際には和解みたいな形で終わってしまった。ここが自分にはちょっと物足りなかった。そういう楽しみかたをする話じゃないとは思うけど。