聖書(New Living Translation)
以前から旧約聖書を読んでみたいと思っていたので、iPod touchを使うようになったのをきっかけに、Holy Bible New Living TranslationのKindle版を買ってみた。リンクを作ってみて気づいたが、ペーパーバックだとたったの500円だったのか。Kindle版は11ドルもしたのに。Kindleの本は、たいがいは紙の本より高い気がする。
値段はともかく、普及のための口語訳聖書というだけあって、英語の読みやすさに感動した。よくシドニーシェルダンの小説が、初心者向けの洋書として紹介されているが、多分それよりもずっと簡単。聖書はStanzaで無料のやつも手に入るが、そちらは数分で挫折した。
まだGenesis(創世記)しか読んでないが、期待していたのとは違う意味で、味わい深くて面白い。読む前は、ノアの箱舟とか、バベルの塔とか、その手の壮大な神話が中心の内容かと思っていた。実際の内容は、「ある部族の奮闘記」といった印象で、壮大な出来事はほとんどおきない。アブラハムから連なるヘブライ人たちが、苦楽を乗り越えて時代を生き抜いていくというストーリー。神を含めた登場人物達も、よい意味でとても人間くさい。