旧約聖書:創世記

Holy Bible New Living Translationを買って、旧約聖書を読み中。創世記(Genesis)のみ読み終わった。

以下、創世記の主な出来事。

  • 序盤
    • 神、世界をつくる。最初の人間としてアダム(♂)とイブ(♀)をつくる。
    • アダムとイブ、神の言いつけに背いて追放。
    • アダムに子供ができる。カイン(兄)とアベル(弟)。
    • カイン、神にいじめられた腹いせにアベルを殺害。神の命令により放浪の旅、結婚して町を作る。
      • #結婚相手はどこから来たのか、この時点では謎。webの情報によると、後のほうで明かされるらしい。
    • アダム、930年の生涯で多数の子を作る。その一人がセス。セスの子孫がノア。
    • ノアの箱舟のエピソード。神、世の中が荒れてきたので一度洪水でリセットすることにする。敬虔なノア一家だけは、神の指示により巨大な船を作っていたため助かる。
      • #カインの作った街はここにきて全滅か?ちょっと切ないものがあるが。
    • 神、さすがにやりすぎたと反省。今後はこういうことはやめよう。その証として虹をつくる。
    • ノア、酔って寝ているところを息子に見られ、逆切れ。息子を呪う。
      • #そのくらいで呪わないでほしい。大洪水の苦難を共に乗り越えた仲間じゃないか・・・
    • バベルの塔のエピソード。人間たち、巨大な塔を作って集まって住もうとする。しかし神としては、世界中に広がって欲しい。神、人間たちのしゃべる言語をバラバラにする。それまでは共通言語だった。言語ごとに別の部族となり、人間は世界中に広がった。

ここまでの「神」と、ここから先の「神」は、おそらく別人物だと思う。なにしろスケール感が違いすぎる。前者はワールドワイドな感じだったが、後者はアブラハム一族の守護神的な印象。自分は後者のほうが好きだ。部族を繁栄させるためにがんばってる感じ。

  • プラハム→イサク
    • ノアの子孫アブラムの一族、神に指示されて流浪の生活へ。エジプトに到着。
    • アブラム、エジプトに到着。妻のサライを妹だと紹介したせいで、トラブル発生。
    • アブラム、アブラハムに改名。妻のサライ、サラに改名
    • 神、アブラハム一族に割礼を義務付け。
    • ソドムとゴモラのエピソード。2つの街が荒れたので、神、滅ぼす方向で検討。しかしアブラハムは、ソドムには良い人もいるであろうと指摘。神、その場合は街全体を助けると言う。そしてソドムには良い人もいたのだが、神、良い人だけを逃がして街を殲滅。
      • #話が違うのでは・・・
    • アブラハム、ゲダルの王アビメルクに、妻のサラを妹だと紹介。またもやトラブル発生。
      • #懲りない人だ。なんだか憎めない。
    • アブラハム100才にして、神のサポートにより、待望であった正妻(サラ)の子を得る。イサクと命名
    • 神、あろうことかイサクを生贄にささげるよう要求。しかしアブラハムは、淡々と要求に応じようとした。いざイサクを刺そうとしたそのとき、神がストップをかける。忠誠心を試す目的だったらしい。
      • #このエピソードだけは素直に受け入れにくいな。神も必死だったんだろうけど。
    • 神、あらためてアブラハム一族に反映を約束。
  • イサク→ヤコブ
    • イサク、アブラハムの故郷の娘、リベクと結婚。
    • アブラハム死去。享年175歳。
    • リベク、双子を産む。長男エサウ、次男ヤコブエサウはアウドドア派、父イサクのお気に入り。ヤコブはおとなしめ、母リベクのお気に入り。
    • ヤコブ、食事をエサにエサウから長子の権利をだまし取る。
    • イサク、アビメルクに、妻のリベカを妹だと紹介。トラブル発生。
      • #血は争えないということだな。
    • イサクは老齢にて目があまり見えない。イサクの死の間際、ヤコブエサウに成りすます策略で、イサクの祝福を受ける。そして、次世代の主役になる。
  • ヤコブ->ヨゼフ
    • ヤコブエサウを恐れて別の町へ移動。ラバンの娘、ラシェルに惚れる。
    • ヤコブ、ラシェルと結婚するために7年間タダ働き。しかし、ラバンにだまされて、ラシェルの姉、リアと結婚させられる。さらにタダ働きを7年追加して、ようやくラシェルとも結婚する。
    • そんな経緯だから、ヤコブはリアには冷たかった。神、リアを不憫に思い、リアだけに子をたくさん産ませる。
    • ラシェルも、いちおう何人か産む。そのうちのひとりがヨゼフ、次世代の主役。
    • ヤコブ、神に指示されて故郷に帰ることに。この際、義父ラバンと財産分与をめぐり騙し合い。見事ヤコブの作戦勝ち。ラシェルも計略により、養父から宝物をくすねる。
    • ヤコブ、なんだかよくわからない経緯で、神に「イスラエル」と名乗るよう指示される。
    • ヤコブの娘のディナ、シケムの街にて、自分を陵辱した相手に求婚される。ヤコブの息子たち、それなら街の全員が割礼しろ、と要求。
    • ヤコブの息子たち、割礼の痛みに苦しんでいる街の連中を虐殺。ヤコブ、この暴挙にはさすがに動揺。神頼みにより、とりあえず他部族から攻撃されることだけは避けた。
    • イサク、180歳で逝去。
  • ヨゼフ
    • ヨゼフ、すべてのものが彼に従う夢を見る。そのことを話すもんだから、兄弟たちに嫌われ、奴隷商人に売り飛ばされ、エジプトへ。父ヤコブはそのことを知らない。
    • ヨゼフ、エジプトにて将軍に仕え、気に入られて出世。その後、将軍の奥さんに不倫を持ちかけられたが振る。陥れられて牢獄へ。
    • ヨゼフ、夢読みのスキルを活かしてファラオに気に入られ、牢獄から開放される。あっという間に宰相の座に。
    • ヨゼフ、夢読みにより飢饉を予知。エジプトを挙げて食料を貯め込む。やがて到来した飢饉では、エジプトだけが食料を持っていた。
    • ヨゼフを売った兄弟、食料を買いにくる。ヨゼフを見てもヨゼフと気づかない。
    • ヨゼフ、最初は兄弟たちに嫌がらせをする。しかし、兄の一人ユダが、自分を犠牲にして弟をかばうの見て、感極まって身分を明かす。すべては神の意思だから、と言って兄弟達を許す。
    • イスラエルの民(ヤコブ一族)、エジプトに移住。エジプトにて栄える。
    • ヤコブ、死の間際にヨゼフの次男を祝福。自分も次男なので、長男ではなく敢えて次男。
    • ヨゼフ、110歳で死ぬ前に遺言。イスラエルの民が約束の地に行くときには、自分の骨も持っていってほしい。