デルタ航空の謝罪

デルタ航空が理由の説明もなしに飛行機を7時間遅らせたことに対してだと思うが、機内の我々に対して無言で事務的に配られた紙が一人一枚ずつ。

タイトルは、"PLEASE ACCEPT OUR APOLOGIES"。まあ遅れてすみませんということか。中身をみると、まずは英日併記による謝罪文。

このたびは、お客様に多大なるご迷惑とご不便をおかけ致しましたことを心よりお詫び申し上げます。
(中略)
ここに、マイレージの追加、もしくは次回のご旅行に使える割引クーポンをご用意しましたのでご利用頂ければ幸いです。
(後略)

日本語で謝っており、かつ謝罪の言葉だけでなく特典を用意していることは評価できる。しかし肝心の特典の説明は英語しかない。まずここで挫折する人は多いだろうな。だいたい、日本語で謝っといてなんで特典の説明が英語だけなんだ。本当は謝意など皆無である、ということがヒシヒシと感じられる。
しかし、英語だからと諦めていては相手の思うツボだ。とにかく読むべきだ。特典はざっくり言えば次のとおりらしい。

  • 以下のいずれかから選択。期限は今から1年以内。

ようするに、「うちの会社でしか使えない割引券だ。1年以内に使え。」ということだ。額面だけは$200と一見高価に見えるが、これじゃデルタ航空の常連さんでもないと役に立たないだろう。割引券を使うためだけに、特に理由もなく出発が7時間遅れるような航空会社を選べるんだろうか。そもそも、普通の人は1年にそう何回も海外には行かないのでは(自分は多分行かない)。
他にも、転売したら無効とか、オークションにかけたら無効とか、「謝意の無さ」が全面的に感じられる。
もうデルタ航空消えて欲しい。日本航空とかより、先にデルタ航空がつぶれてほしい。
もっとも、自分が乗りたくないからって「つぶれろ」とか言うのは良くないな。乗りたい人は乗ればいいのであって、自分は今後極力さけるようにしよう。