ハーバード白熱教室@東京大学 日本で正義の話をしよう
サンデル教授の「Justice: What's the Right Thing to Do?」をやっと読み終わったので、録画しておいた「ハーバード白熱教室@東京大学 日本で正義の話をしよう」をいまごろになって見てみた。本を読んだ後ということもあって、テーマとしては目新しい内容はなかったけど、やっぱり例題が日本に関係してくると面白さが違う。侵略者としての日本と、原爆被害者としての日本の両面に触れる展開がうますぎる。
面白かったり気に入ったりした発言とか。
- (入学権利を金で売ることは、)功利主義者の見地からも認められない。
- 一人しか救えないとしたら、自国民と他国民のどちらを救う?→貧しい方を救う!
- コミュニティは連続している。今突然現れたものではない。
- 連続はしているが、戦前/戦後のように、突然大きく変わる瞬間もある。
- 過去の過ちは子孫に伝えるべきで、謝罪すべきものではない。
- 罪を負う必要はないが、謝罪はすべきだ。謝罪はタダだ。
- 親の罪に大して謝罪くらいはするかもしれないが、罪を被るのは間違っている。
- 被害者の観点でみろ。被害者を救うことができるなら、加害者側は謝るべきだ。
- 直接罪を犯したわけじゃない現代人同士だからこそ、未来志向で話し合えるはずだ。
あと、「最初は日本語で話し始めるがヒートアップすると英語になる」のは、英語音痴から見るとなんかカッコいい。