デュマレスト・サーガ、読書継続中(10巻)

デュマレスト・サーガ、全33巻を読みきるつもりで、メモりながらKindle版を読み中。トラベラーEarl Dumarestが、自らの故郷である「地球」を探して星々を旅するシリーズ。前回からの進捗は10巻。いつもはテンポいいのに、10巻はなんだかタルく感じた。読むのに時間かかった。

Book1:The Winds of Gath

風の音を聞くと昔の記憶が呼び覚まされるという惑星Gathに、手違いで降ろされてしまうEarl。金を得るための戦闘に挑み、それをきっかけにMatriarchの後継者で美人のヒロインSeenaと懇意になる。Seenaを替え玉を入れ替える謀略を見抜き、Seenaを救い黒幕のCyber Dyneも倒す。地球の情報は特になし。

Book2:Derai

名家の生まれで、テレパスで美人のヒロインDeraiを、依頼を受けて実家の惑星Hiveに送るEarl。2人は互いに愛し合うようになる。権力闘争などゴタゴタを経て、最終的には惑星Folgoneというところで、EarlをかばってCyver Regorに撃たれるDerai。命だけでも維持するため、EarlはDeraiを1000年の眠りにつけ、別れを告げる。
Deraiがテレパス能力で得た情報によると、地球についてはCyberの団体であるCyclanが知ってるとか。

Book3:Toyman

株主達が支配する惑星Toy。ここにはLibraryと呼ばれる高性能コンピュータがあり、あらゆる情報を保持しているらしい。Libraryを破壊する陰謀をめぐらすCylan。地球の情報を得るために来たEarlだが、戦わされたり逃亡したり奴隷にされたり、Toy master(筆頭株主、悪役)を倒したりしながら、最終的にはCyber Creelの陰謀を阻止し、Libraryの破壊をごく一部にとどめる。地球の情報は壊れたメモリバンクと共に失われたが、「地球(Earth)の別名はTerraである」という情報を入手。

Book4:Kalin

予知能力を持つ故に「魔女」の汚名を着せられ、Logisの住民に追われる美少女Kalin。一目惚れしたのか迷わず助けるEarl。前巻のToyで小金持ちになったのか、High passage代まで負担して共に旅をして相思相愛に。宇宙船からの脱出、資金を稼ぐための狩りなどの冒険を経てKalinの故郷Solisを訪れるが、実はKalinの本体は生命維持装置でかろうじて生きる病人だった。Kalinだと思っていた女性は、Cyclanの技術でKalinの意識を移した他人の体だと判明。躊躇しつつも、それでも愛すると宣言するEarlだが、技術を盗まれたCyclanから来たCyber MedeにKalin本体を殺されてしまう。おかげで旅を続けられることに。地球の情報は特になし。

Book5:The Jester at Scar

特殊な環境故に多彩なキノコが生息する惑星Scarで、レアな胞子を求め探検するEarl。一方、惑星Jestの統治者であるJocelyn夫婦(夫婦仲最悪)も、運命に導かれてScarを訪れており、ひょんな事からEarlと知り合う。Earlは激レアな胞子を探し当て、横取りされそうになり、撃退するがダメージを負い、Jocelynに助けられ、最終的にはEarl殺害とJest乗っ取りをたくらんでいたCyber Yeonの目論見を阻止する。JocelynからJestの伯爵(Earl)の地位を提示されるが、Earlは地球を求めて旅を続ける。
地球についての有益な情報は特になし。相変わらず「Earth(=土)なんて名前の惑星があるわけない」みたいな扱いを受けるが、ScarとかJestも結構ヒドい名前だと思うが・・・

Book6:Lallia

惑星Aarnでボロい商船MorayのHandlerの職を得たEarlは、クルーとともに、星々の密集する領域「Web」で、ギャンブル、商売の才能を発揮しながら数々の星を訪れる。惑星Candaraで魔女裁判にかけられているヒロインLallia(美少女、超能力者(sensitive)、ちょっとスレてる)を、戦闘能力を活かして救い、以降いっしょに旅をする。なんか4巻と似てる。その後いろいろあって、故障したMorayが惑星に不時着、着いた星は、重病でも直せるらしい神殿があるということで聖地とされているShrineだった。Lalliaはsensitive能力により、この神殿は実は遠い昔に別の銀河から来たらしき宇宙船である事を知るが、そのあまりの歴史の深さにショックを受けて倒れる。そのドサクサに、乗客のフリをして一緒に旅していたCyclanの手先Yalung(非Cyber)がLalliaを殺してしまう。Yalungは、4巻で出てたCyclanの技術を取り戻すため、Earlを狙っていたらしい。EarlはYalungを倒し、また1人になって旅を続ける。
地球に関して、Morayのクルーの1人、宗教マニアのNiminoが死に際にEarlに伝えた内容。古い宗教本(旧約聖書?)によると、神は最初にHeavenとEarthを作った、とか書いてあった。地球のことは「The Original People」という連中が知ってるはずだから探すといい。

Book7:Technos

死に際の仕事仲間に頼まれ、仲間の故郷、惑星Loameに遺言を届けるEarl。惑星Technosに敗戦したLoameは、不定期的に人間を徴集されており、未だ帰ってきた者は居ない。地球の情報を持ってそうな女性Elaine(一応ヒロイン?)がTechnosに行った事を知ったEarlは、徴集された人の身代わりとなり、Technosに潜入。その後収容所から逃走を余儀なくされ数々のピンチに会うが、話術、野生の勘、素早さと天性の運で切り抜け、真実に迫る。Technosは文明が進んだ理知的な星と思いきや、上層部は自らを若返らせるためにLoameから徴集した人間を使うという非道を働いていた。EarlはTechnosのために働いていたElaineを説得し、黒幕のCyber Ruenを倒し、人々を救う。
地球の情報。TechnosのLibraryによると、The Original Peopleは宗教団体、すべての人間は地球から発祥し、最後には地球に帰っていく、という事を信奉する。Elaineによると、ある古い文献に載る星(多分地球)では黄道十二正座が定義されてたらしいから、その星座が見えるところが地球だ。

Book8:Veruchia

惑星Dradeaで金のために闘技場で戦ったのをきっかけに、Owner(この星のトップ)の後継者候補であるヒロインVeruchiaと懇意になるEarl。現Ownerの死をきっかけに、Veruchiaとその従兄弟の間で後継者争いが勃発。Veruchiaを勝たせるため、また地球の情報を得るため、初めてこの星に降り立ったという伝説の宇宙船、First Shipを探索し、見事に発見する。しかし、First Shipは巨大生物に攻撃され、Veruchiaを乗せたまま海深く沈んでしまった。Earlは、他者の意識を乗っ取る技術(4巻で手に入れたCyclanの技術、Affinity Twin)により巨大生物を操り、First Shipを動かし、Veruchiaを救出する。いろいろ悪だくみしてたCyber Suratも撃破し、Veruchiaは無事に新Ownerの座につく。
地球の情報。First Shipに残ってた記録では、現在とは違う古い座標系を使っているようだ。あるは、この座標系のゼロ地点が地球なのかもしれない。

Book9:Mayenne

宇宙船で積荷の猛獣が暴れだすトラブル、猛獣は退治するが戦闘中にエンジンが壊されてしまう。動きが取れずにピンチに陥るが、ヒロインMayenneの歌声に反応した惑星型の生命体であるTormyleが船を動かし、自分に着陸させる。Tormyleは孤独で退屈しており、人間に興味を持って、Earlとその他の人間達に、実験と証する試練を課す。崖を登らされたり、ドラゴンナイトみたいのと戦わされたり、仲間が次々に死んでいく中で奮闘するEarl。その過程で「愛」の概念に最も興味を持ったTormyleは、Affinity TwinでMayenneの体を乗っ取り、自分を愛するようにEarlに強要するが、Tormyleの思うようにはならず、Earlは愛ではなく哀れみを向ける。これが悔しかったのかEarlは無事開放される事になった。
ちなみにMayenneは実はCyclanの手先だったが、話の筋にはあまり影響なし。地球の情報特になし。

Book10:Jondelle

多様な民族が住む惑星Ourelleを訪れたEarlは、少年Jondelleを助けた縁で彼の家に滞在するが、出立予定の未明に好戦的な民族に襲撃され、Jondelleは誘拐される。死を前にした母親に、Jondelle救出を約束したEarlは、情報を収集し、strandedなtraveller達を仲間に引き入れ、壊れかけのanti-grav raftを使い、商人のフリ、逃亡、戦闘などを経て少年を奪還する。
古い伝説を調査している少年の祖父によると、地球はseventh decan内の黄色くてG-Typeの星を公転しているらしい。そういえば、シリーズ初、Cyclanが絡んでこない回だった。
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