ATOK Pad for iPhone 普通に使えば使いやすい

ATOK Padを一昨日購入。リボルバータッチ入力とかダブルトリガーキーボードとかは自分の好みに合わなかったけど、普通にフリック入力で使うぶんには、かなり使いやすいと思った(標準のメモ帳に比べて)。標準のメモ帳以外は知らないし、多分もっと良いエディタもあるんだと思うけど、とにかく900円分は満足したから良しとする。

カーソルの移動

これのために買ったのであり、使い安くないと困るけど、予想通り便利だった。テンキー表示の際に右移動キー(→)があって、フリックした方向(上下左)にカーソルが動く。多分、フリック入力においてカーソルキーを実現するためには、これ以上直感的なやり方はないと思う。実際に使いやすい。
欠点は、カーソル位置の移動だけで、範囲選択には使えないこと。これはバージョンアップに期待。

取り消す(Undo)

マニュアルを見るまで気づかなかった。テンキー左上のキーは、下フリックするといわゆる取り消す(Undo)の操作となる。Undoは複数回可能(限界数は不明)。
標準メモ帳の取り消し操作は「iPod touchを振る」だと思うんだけど、あれは一発ギャグだと思う。ATOK Padの操作は至って実用的。

削除

テンキー右上の削除キーも、バックスペース(タッチ)、行頭まで削除(左フリック)、1単語後方を削除(上フリック)、1単語前方を削除(下フリック)、のように多彩に使える。こういうのを使うと誤って削除しすぎてしまう危険はあるが、Undoがやりやすいから特に困らない。

英語テンキー非表示

iPod touch標準のテンキーだと、「日本語」「英語」「数字&記号」の3点が切り替わるけど、「英語」が邪魔だった。QWERTYが使えるのであれば、わざわざテンキーで英語入力をやりたい日本人は少数派だと思う。ATOK Padの場合、設定すれば「日本語」「数字&記号」の2点に絞ることができるので、切り替えのストレス軽減。

文字コード表での入力

定型文キー(左列の上から2番目)の下フリックで、文字コード表からの入力。好みが分かれるかもしれないが、いわゆる半角の記号(基本ラテン文字のカテゴリ)を入力するためには簡単確実。

わりと地味な利点ばかりだけど、テキスト編集では地味なところが効いてくると思うので、個人的には十分に満足。このソフトが売れてバージョンアップがされますように。