入院日記その3

車椅子生活はきついな。しかし車椅子そのものはかなり便利な道具だね。この状況で、車椅子が無かったら死ぬほど困っただろう。ベッドから立てないからトイレにも行けない。
ちょっと歯がゆいのが、せっかく車椅子に乗っても、病室のトイレが車椅子非対応、つまり便器のすぐそばまで寄れない仕様ってこと。
仕方ないから廊下に出て、フロアに点在する車椅子対応トイレに向かうのだが、当たり前だけど移動すると疲れるんだな。手で輪っかを回すのはけっこう疲れる。最寄りトイレが埋まってて遠いトイレ行くときとかウンザリする。
自分のように片足は生きてる人には、手で輪っか回す以外に、もう一つ進む方法があって、それは片足を地面に付けて漕ぐこと。ただ、これは進みが遅い。前進するには地面を引っ張る感じになるからスピード出ない。バックは地面を蹴ればいいから楽で速いんだが。でも、それなら常にバックすれば良くないか？
試してみた。車椅子バック走、ものすごく快適だった。後ろさえ気を付けてれば、最も実用的かとおもう。これはアリなのかな。とりあえず、何か言われるまではやってみよう。
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