真の男のオリンピック

レスリングがオリンピック競技から消えるとか。感覚的 にものすごく納得できない。さりとて、どの競技がオリンピックにふさわしいか、万人共通の答えがあるわけでもなく。

こういうの見る度に思い出すのが、真の男のオリンピックのサイト。ちゃ んと2012年版もあったんだな。
独自の価値観を基に、オリンピック競技の価値を決めている(各競技10点満点)。独自の価値観とはいえ、わりと自分と近い考え方のところがあるようで、内容的に賛成できるやつが多い。ただし、男らしさを基準にしており、しかも「体毛を剃らないこと」とか「体にピ ッタリした服を着ないこと」とか妙なやつが入ってるので、納得いかない部分も多し。韓国すごい、男らしさ世界3位。

印象的なやつをピックアップ。

  • 100m走、9点。まさに世界最速の男。
  • ラソン、8点。長距離における世界最速、と言える。
  • 200m,400m,800m,1600m,5000m,10000m、まとめて0点 。マラソンと100mだけあればいいでしょ?
  • 十種競技、10点。なんでもこなす男。まさに世界最高のアスリートだ。
  • 競歩、0点。移動手段に制限を加える意味なし。これがあるなら、片足レースとか後ろ向きレースがあってもいいだろ。
  • 走り高跳び、8点。最も高く飛べるのは誰か。
  • 棒高跳び、5点。最も高く飛べるのは誰か・・・ただし「 なぜか」棒を使って。
  • ボクシング、スーパーヘビー級、10点。敵を殴って倒す 。減点要素が見当たらない。
    • 他の階級は、まとめて0点。ヘビー級だけでいい、という 思想。
  • 自転車、ロードレース、6点。その土地で、全員一斉にス タートし、先にゴールした奴が勝ち。わかりやすい。ただ、自転車競技全般に言えるが、体にピッタリしたウェア は男らしくない。
  • フェンシング、エペ、8点。これぞソードファイト、決闘だ。
  • 体操、床、-5点。なんで音楽ならすの?
    • #これは納得いかないな。男子は音楽鳴らさないよね。 それに、体操の中では床が一番プリミティブで男らしいと思うのだが。
  • 柔道、100Kg超級、4点。戦闘である点は評価するが、極東の思想に縛られたばかげた制約を受け入れる必要あり。
    • 他の階級は、まとめて0点。
    • テコンドーも似たような評価。#韓国も極東なのかな?
  • 射撃、50mライフル、8点。この男はあらゆる状況であな たを撃てるわけだ。
  • サッカー、4点。「ぶつかられた」という演技以外に見るべきもの無し。手を使ったらダメな理由も不明。
    • #全体的に、球技には厳しい。
  • 水泳、50m自由型、5点。世界最速のスイマー。しかし、水泳全般だが、体毛を剃ってピッタリした水着を 着るのは男らしくない。
    • 自由形以外、まとめて0点。問題は「誰が一番速いか」だ 。「どうやって水を掻くか」に興味はない。
    • 400m自由形リレー、3点。毛を剃った選手が4人。
  • ビーチバレー、0点。女性がプレイした方がイイに決まっ てる。
  • 重量上げ、105Kg超級、9点。まさに「力」のみで勝負が 決まる。
    • 例によって、ほかの階級は0点。
  • レスリング、スーパーヘビー級、7点。これは戦闘だ。パンチはできないが。あと、体にピ ッタリしたウェアは男らしくない。
    • 他の階級は0点。

男らしさはともかくとして。体重別とか距離別とか、ルールの些細な違いとかで、競技の数をむやみに増やす事への嫌悪感。シンプルなルールで良いのに余計な制約をつけちゃう事への嫌悪感とかには共感できる。
その意味で改めて考えてみると、個人的にはレスリングと柔道はどっちか一つで良い気がするな。でも消すとしたら柔道がいいなあ。極東の思想かどうかはともかく、「柔道着を着てる」っていう条件は余計な制約だと思うから。
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