Sorcery! 1巻 The Shamutanti Hills


ゲームブックSorcery!シリーズにハマり中。まずは一巻。日本語版タイトルは旧訳で「魔法使いの丘」、新訳で「シャムタンティの丘を越えて」。旧訳のが雰囲気が良い。

コンピュータゲームに駆逐されて消え去ったゲームブックだが、改めてやってみるとかなり面白い。基本的に文字だけなのに、というか文字だけだからこそ「自分が冒険してる」感が強いといか。
マンガやアニメが発達しても「ライトノベル」が流行ってたりするんだから、コンピュータゲームが発達してても「ゲームブック」が流行ってもいい気がするんだけどな。現状は懐かしむ人向けに復刊されたりする程度なのが悲しい。

Sorcery!の1巻は、丘陵地帯を越える冒険。途中途中でキャンプを張ったり食事を取ったりする描写など、自分が山歩きをしているような気分になれる。バトル中心となりがちなコンピュータRPGとは一線を画する魅力じゃないかと。

そして、小学生の頃は簡単すぎると思ってた1巻が、やりなおすと結構奥が深かった。だいぶ攻略ルートがわかってきたので、2巻に進む前に真面目プレイ、ルートを記録。

Wizard,Fighter両方やりたいが、まずはWizardで。

  • 魔導士みっかぼ 初期データ
    • 能力値
      • Skill: 5
      • Luck: 11
      • Stamina:20
    • 持ち物

Skill 5は最低値。Skillはサイコロ1つ+4で決まるが、見事に1が出た。Skillは戦闘時の重要パラメータであり、敵より1ポイント低ければ苦戦、3ポイント差があると全く勝負にならない。最低値で全4巻クリアできるのか? しかし、小学生の頃とは違って、今の自分は、「あえて弱いキャラで楽しむ」ことができるはずだ。振りなおさずに強行。

  • 1→178→264→22→280→141→280→5→280→91→126→249→126→72→126→190→126

門を出て、最初の村、Cantopaniに到着。musical pipe(made of bamboo)、axe(Glandragorとか233とか書いてある)、the bag of teeth(ゴブリンの歯とか入ってる)を買う。明言されてないが、musical pipeは、JIGの呪文で使う'Bamboo Flute'だと解釈。

  • →95→104→308→131

村を出るとBANDITSに襲われる、さっそくJIGの呪文で踊らせて撃退。踊らされるBANDITSのイラストあり。Bamboo Fuluteの元は取った。

  • →183

木から降りられずに困っている老人を助け、Spell Book(page number 102)を貰い受ける。

  • →200→270

蜂の巣を調べて、bee waxとhoneyをゲット。honeyは食料になる。bee waxはRAZの呪文で使える。ちょっと疑問だが、bee waxはRAZ一発使ったら消費されて消えるのか、あるいは何回でも塗れるのか。考えてもわからないので、実際に使う機会が出た時にまた考えよう。

  • →9→157→210→283→123→31

丘を登るルートを選択。さっそく雰囲気に浸って弁当を食べたいが、食べるとその隙に小動物に全食料奪われることが前世で確認済。「自分が山歩きをしているような気分になれる」といっても、本当に自分がやりそうな行動取ると結構損するんだよな。真剣勝負プレイのルートからは外さざるを得ない。
ともかく夜になってキャンプ、あえて夜も食べない。翌朝は腹が減って3ダメージ。自分だったら絶対に飯は抜かないけど、食料貴重だからね。

  • →246→68→175→149→268→291→39→285→375→15→144→259

2日目、歩き出す。数百feet登る。丘という割に高い。真面目に想像すると汗かいてる気分になる。と、ポールにかかげられた生首が!!
降りるルートだとHEAD HUNTERSに捕まるので、そのまま登る。
鉱山に侵入し、なりゆきでOGREと対決。なにしろこちらは弱いので、DIMの呪文で弱体化。

弱体化したOGRE Skill:4 Stamina:7

弱体化してもわりとSkill差がない、こっちもSkill:5だ。Stamina:9まで削られる。肉弾戦をサポートする類の呪文は限界があるね。WALとか、別の呪文の方がよかったか。
それでも、金貨10枚分の勝ちのある宝石x2個をゲットする。これはでかい。

  • →28→266→192→62→45→226→244

Kristatantiの村に到着、エールハウスでジョッキ一杯飲む。金貨1枚なり。ドリンク1杯で金貨1枚は、小学生の時にプレイした際も、子供心に高すぎるんじゃないかと思った。老人と会話して、Bombaという果物をもらう(食料になる)。
宿代をケチって野宿、Staminaを回復し出発。
村の出口で乞食に金貨1枚めぐむ。
"Why, this is a Gold Piece!! You are too generous!!"
感謝してくれるのはうれしいですが、金貨なんでドリンク一杯で消えますよ? 500円玉くらいのものです。しかしお礼にカギ(206)をもらった。2巻で訪れるKhareで捕まった時に役に立つらしいので、ありがたくもらう。

  • →58→10→150→154→119→4→409→122→87→339

西に向かって歩く。"TO ALIANNA"って標識に従って進むと、小屋がある。入ってみると、女性が檻に捕らわれている。ただの女性じゃなくて、'quite a pretty young woman'だ。ちょっと期待するよね。ちなみに、quite a pretty young womanの挿絵はこんな感じ。

ゲームブックが消え去った理由は、もちろんコンピュータゲームに駆逐されたのが主要因だと思う。しかし、萌え要素が無さすぎる、というのも問題なんじゃないか。元のイラストも好きではあるが、全部ラノベ風イラストにするだけでも全く違った雰囲気になるんじゃないか、と思った。

とにかくDOPの呪文でカギを開け、助ける。お礼に戦闘用アイテムをもらう。Ragnar's Armband of Swordmasteryと言って、これを装着していると戦闘時のサイコロに+2できるのだ。つまり、Skillが2上昇したに等しい超貴重アイテム。本当は戦闘用アイテムじゃなくて魔法の道具が欲しかったけど、低Skillなのでこちらを選択。

アイテムをくれた後に「魔女」ALIANNAが豹変、WOOD GOLEMを作り出し襲ってくる。しかしJIGの呪文で踊らせて逃げる。人工生物も踊らせることができるとは。Bamboo Flute大活躍。

ちょっと思ったが、上にのせた挿絵は豹変した後なので、ひょっとしたら檻に入れられている時点では普通にprettyだったのかもしれない。

  • →169→54→176→34→106→247→75→134→115→208→127

Dhumpusの村に到着。買い物で、TELの呪文に必要な'Skull Cap'をゲット。今回はケチらずに宿に泊まるが、食事はしない。バグかもしれないが、なぜかこのルートだと、翌日歩き出す時に「昨日食事ヌキならStaminaを-3減らせ」という指示が無いのだ。

  • →27→41→143→262→220→171

道中、吊り橋を渡ろうとすると、クイズを出してくる爺さんと遭遇。これだけしっかりメモを取りながら冒険している魔導師みっかぼに隙はない。今までに通った村の名前とか、美人魔法使いAliannaの名前とか、楽勝で回答。結果、最終ダンジョンは左側に行くと良い、的なヒントをくれる。

その後、妖精っぽい見かけのMINIMITEという生物、Jannに取り憑かれる。とりつかれている間は魔法が使えない。肉弾戦が最弱なので、これは恐怖だ。いろいろルートを研究したが、Jannに取り憑かれた状態での戦闘をどうしても避けられないシーンが1箇所あるのだ。

  • →111→230→182→233→102→204→92→21→67

Birritantiの村に到着。Glandragor's Tavernにて、最初の方で手に入れたaxe(Glandragor,233)を渡す。とても感謝され、タダ酒を飲み、Crystal Waterfallタダ券、Khareの有力者Vikの情報などをゲット。
Crystal WaterfallでSkill,Stamina,Luckを全快し、野宿。

  • →67→51→117→187→212

丘を降りるコースで先をいそぐ。ちなみに登るとデストラップ。降りるコースにはやっかいな奴が居るので、そっちも嫌なんだが。
ASSASSIN登場。ここだけは肉弾戦が避けられない。Jannが居るので魔法が使えない。

ASSASSIN Skill:8 Stamina:6

Skill:8。Aliannaに貰ったArmbandを使ってもなお、敵の方が1だけ優っている。わりと緊張してダイスを降るが、6ダメージ受けた時点でなんとか勝つ。
ゆるしてやると、Assassin(名前をFlankerと言う)は感謝して友達になった。彼もKhareを目指しているので、Khareで会ったら協力してくれるとか。次巻で'79'を見るべしとのこと。

  • →243→146→184→114→205

Sorceress Gaza Moonの小屋に到着。ちなみに、この老婆がSorceress Gaza Moonだというのは、いったん老婆に殺されてみるまでわからないが。日本語版の旧タイトル「魔法使いの丘」の「魔法使い」は、この老婆とかAliannaを指すのだと思う。

最初の方で入手したSpellbookは実は老婆のものだった。返してやったら感謝され、お礼にJannを駆除してくれた。Jannを駆除しておかないと、クリアは事実上不可能なので、これは必須イベント。

  • →232→282→71→109→222

亜人っぽい種族であるSvinn族の村、Torrepaniに到着。村人と話してたら拉致されて、さらわれた娘(この村のChiefの一人娘)の救出ミッションを強要され、洞窟に放り込まれる。

  • →100→197→16→151

ラストダンジョン開始。事前情報により左、左へと進む。右に行くと、巨石が転がってくるとか蛇の穴に落ちるとか、面白イベントは盛りだくさんだが、基本的に消耗するだけなので行かない。
そしてSvinnの娘発見。挿絵はないが、以下の描写やSvinnである事から考えると、ケモナー的な美少女を想像しておけば良いと思われる。
[引用] Your torch lights up a frail shape. Hiding in the shadows is the young Svinn girl! You take her up and comfort her, and she clings to you for safety.

  • →195→325→364→346→420→447

洞窟脱出しようとする魔導士みっかぼとSwinn少女の前に、立ちはだかるMANTICORE。表紙の絵になってる怪物だ。こいつのSkillは12であり、肉弾戦ではどう考えても勝ち目が無いので、魔法連発となる。DOZで鈍くする、HOTの火の玉を当てる、WALの壁で閉じ込めて逃げる、脱出成功!!

  • →456

エンディング。娘を助けてくれた魔道士みっかぼに、ToreepaniのChief大感謝。
Skill,Stamina,Luck全快、さらにLuckの最大値が+1され、12になった。12ということは、運試し(サイコロ2個 ≦ Luck値)の判定が100%成功する事を意味する。Skill不足は運でカバーだ。
他に、金貨10枚と、Khareの門のカギ(12)をくれた。

書いてみると短い。前世やその前、死屍累々で通った多数のイベントは、現行キャラは体験してないわけだからな。でもそれらを含めて面白かった。達成感あり。

  • 魔導士みっかぼ 1巻クリア時データ
    • 能力値
      • Skill: 5 (Armband効果で実質+2)
      • Luck: 12
      • Stamina:20
    • 持ち物
      • 金貨: 16
      • 食料: 1
      • sword(2本)
      • backpack 1
      • bamboo flute 1
      • giant teeth 1
      • goblin teeth 4
      • snatta cat teeth 2
      • ape teeth 3
      • death hounds teeth いくつか
      • bee wax 1
      • gem(金貨10枚相当) 2
      • skull cap 1
      • Ragnar's Armband of Swordmastery(Skill + 2) 1
      • Khare gate key(12) 1
      • Khare prison key(206) 1
    • 他情報
      • Khareの有力者、VIKの威光を借りることができる
      • Flankerと友達、Khareの79番を見よ

次は2巻、'Khare Cityport of Traps'に挑戦。

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